1万人が熱狂! のんが解き放ったロックの衝動「浪人祭 Vagabond Festival 2025」レポート

10月18日(土)台湾・台南で行われた音楽フェス「浪人祭 Vagabond Festival 2025」にのんがスペシャルバンドで出演した。
日本は初冬の寒さが訪れていたが、台南はまだまだ夏日和。当日現地の気温は35℃となり会場は更に熱気を帯びていた。
のんが登場するメインステージに集まったオーディエンスはおよそ1万人。
「浪人祭」の規模の大きさが分かる。 オープニングは祭囃子のように軽快なブリッジで幕が上がった。


のんが引き連れて来たのは、今回特別に実現したスペシャルなバンドメンバー。
古市コータロー、ウエノコウジ、古市健太の三人。
のんも含め全員黒を基調にしたロックな出立ちにオーディエンスからどよめきが起こり、その声を引き裂くように「フィルムの光」のイントロでライブが始まった。

のんと古市コータローによるソリッドなギター、ウエノコウジと古市健太の叩きつけるようなリズムが一気に観衆のハートを捕まえる。 続く「迷惑な隣人」では、のんがソロの入り方を間違え仕切り直しになるトラブルが。
「間違えた」と笑うのんに軽快なチャチャを入れる古市。
ひと笑い取ってから一瞬で立て直しが決まって、息もピッタリだ。
そのまま「春よ受けて立つ」、アルバム表題曲の「Renarrate」と走り抜ける。

熱狂のオーディエンスが一息つけるようにのんの挨拶と、スペシャルメンバーの紹介を挟んだもののそれが終わるとすぐさま「やまないガール」に突入。
ガレージロックなオーラを纏ったやまないガールはいつもとひと味も二味も違う仕上がりで、のんのVoもノリノリに。


続けた「水を」の演奏が終了するとのんがギターを置き、「クライミー」のメロディアスな演奏と共にのんが広いメインステージを左右の端まで走り回る。自由なのんのボーカルへ古市コータローがコーラスを付ける贅沢なワンシーンだ。

「わたしは部屋充」でオーディエンスと歌い、大団円。あっという間の40分だった。
このバンドでしか表現できないロックを刻みつけたことは、のんにとってまた新たなステージの幕開けになったのではないだろうか。
後日のん本人もSNSで呟いてた様に、音楽はやはり"楽しい"と全身で感じられた。
アーティストとオーディエンスが一体となって、ファンタスティックな夜が創り上げられていた。

Vo. Gt .Non
Styling: Izumi Machino
Hair & make-up :Shie Kanno

Gt. Kotaro Furuichi

Ba. Ueno Koji

Dr. Kenta Furuichi

Photographer:Hajime Kamiiisaka
#のん #浪人祭


