のんが作曲家・武満徹の「系図」の語り手を担当いたします。

2018.08.16

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10月24日にリリースされる『BEYOND THE STANDARD Vol.2』に収録される武満徹の最晩年の作品『系図』にて、のんが語り手として参加いたします。

『BEYOND THE STANDARD Vol.2』は、イタリアの指揮者アンドレア・バッティストーニと東京フィルハーモニー交響楽団によるレコーディングプロジェクトで、クラシックの名曲と日本人作曲家による作品をカップリングし、新たなスタンダードとして打ち出そうとするもの。
4月にリリースされたVol.1のドヴォルザーク「新世界より」&伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」「ゴジラ」に続く、Vol.2は、チャイコフスキーの晩年の代表作、交響曲「悲愴」と、日本を代表する作曲家、武満徹の同じく最晩年の傑作である「系図」をカップリング。
この「系図」という作品は、オーケストラ演奏をバックに、谷川俊太郎の詩集『はだか』中から選ばれた詩が朗読される形式の作品です。
楽譜には作曲者による「ナレーターは十代半ばの少女によってなされることが希ましい」という指定があり、これまで、遠野凪子や上白石萌歌などが語り手を担当してきました。
今回は、作曲家の指定の年齢とは異なるものの、「この世界の片隅に」での名演に感銘を受けた制作サイドの「この作品の決定盤を作りたい」という熱いラブコールを受けて、今回の起用となりました。
レコーディングを終えたのんは、「美しい演奏と詩が一つになっていくのを体験できる貴重な時間を過ごさせていただきました」とコメントをしています。

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【のん コメント(全文)】
この度、武満徹さんの曲に流れる谷川俊太郎さんの詩を読ませていただくという役をいただき、心から嬉しく思っています。
バッティストーニさんの指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団の皆様とのレコーディングは、とてつもない緊張を感じる中ではありましたが、美しい演奏と詩が一つになっていくのを体験できる貴重な時間を過ごさせていただきました。系図 family tree、キラキラと輝く音の中に落ちる不穏な裂け目は、不思議と胸に染み渡って希望を見出す。素敵な曲に参加できて、素晴らしいオーケストラの皆様バッティストーニさんとご一緒できて、本当に楽しかったです。
沢山の方のもとに届く事を願って。

のん

【アルバム情報】

アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
『BEYOND THE STANDARD Vol.2』(CD)

1-4.チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
5-10.武満徹:「系図」-若い人たちのための音楽詩-*
アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
*語り:のん

2018年10月24日(水)発売
価格:3,000円(税別)
COCQ-85441