紙芝居動画『みんな なかよし ひらいずみ』のナレーションをのんが担当しました。

2021.06.23

岩手県には、平安時代後期に奥州藤原氏が戦争のない平和な理想郷を目指して寺院や庭園を造った「平泉」があり、平成23年6月に「平泉の文化遺産」として世界遺産に登録されました。

今年の世界遺産登録10周年を記念して、紙芝居動画を制作することになり、のんがナレーションを務めさせていただきました。

この紙芝居は、平泉の理念を子どもたちに楽しく伝えたいという想いから、岩手県職員や読み聞かせボランティアが地域の幼稚園や保育園で上演してきたもので、2度の争いを経て、家族もなくした藤原清衡公が、人や動物、植物、みんなが平和に暮らせる世の中にしていきたいと考えるようになり、そのためにどのようなことをしていったのか、ということを主人公の「きよひらくん」のお話しとして、わかりやすく描いています。

「人と人とがなかよし(=平和)」、
「人と自然がなかよし(=自然との共生)」、
「みんな なかよし ひらいずみ」

※ 配信コンテンツについては、内容が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

■世界遺産「平泉の文化遺産」
「平泉の文化遺産」は、中尊寺の金色堂、毛越寺の浄土庭園、観自在王院跡、無量光院跡など、浄土をこの世に表そうとした奥州藤原氏が作った遺産で、平成23年6月に世界遺産に登録され、今年でちょうど10年になります。
平安時代に東北で続いた長い戦乱の後、藤原清衡公が平和を目指して、「戦争でなくなった全てのものを、敵味方の区別なく極楽浄土へと導きたいという想いと共に、現在の岩手県平泉町に中尊寺を建てたことに始まります。
「平泉の文化遺産」は、東北地方初となる世界文化遺産に登録され、東日本大震災津波で大きな被害を受けた岩手をはじめ東北地方にとって、復興への希望の光となりました。

「平泉の文化遺産」について
https://www.town.hiraizumi.iwate.jp/heritage/asset/index.html